お施主様に安心していただくこと
ブログはあまり間をあけるといけませんね・・・
とは言え、重要なことははっきりと覚えています。
南栄様につづき、多良木プレカット協同組合様を伺いました。
場所がすぐそばで、他にも同地区に木材関係の工場が並んでいたことから、
さすが林業地であることを実感しました。
多良木プレカット協同組合様では
全国でも有名な新産住拓グループの木材を供給されていらっしゃいます。
新聞ネット等で、業界の方でその存在を知らない方はいらっしゃらないでしょう。
木材乾燥の講習を受けても、天然乾燥事例でよく拝見します。
実物を見ると、圧巻です。
(※後日許可をいただいて一部写真をアップしたいです)
年間250棟もの木造住宅の構造材を天然乾燥される。
しかも桁梁は乾燥機関が2年という話ですから、
当然驚くほどの量になるのは十分承知してましたが、
一本一本に番号をつけ、管理されている。
天然乾燥も、いわゆる「教科書どおり」でした。
・地面から高くする
・直接雨がかかりにくいよう、トタン・ポリカ等の雨よけを置く
・隙間をあけ、均等にならべる
などなどです。
これを250棟分やるというのは至難の業です。
専務理事の小山様は「別に大したことは一切していない」
と言われますが、スケールが違いすぎます。
私はどちらかというと人工乾燥推進派ですが、
ここまで徹底的に天然乾燥をやられるのは素晴らしいと思います。
小山様の発言で、大変心に残ったことがあります。
「お施主様に実際現物を見ていただくのは、安心していただくためだ」
これは当然自信がないとできません。
お客様の厳しい目に晒されることは覚悟が要ります。
しかし、その指摘により、より成長できるとも言われました。
小山様の度量の広さも感じ取ることができました。
例えば大手ハウスメーカー等では、どこで何を作っているか、お施主様はわかりません。
CMや営業マンの言葉、イメージで信じるしかありません。
インターネットの普及で、調べれば真実がわかることも多いですが、
まだまだイメージが先行していることは否めません。
このように、本物が欲しい方に、正々堂々と見ていただく。
小山様からすれば当たり前のことなのでしょうが、
そうは簡単にいきません。
素晴らしいことだと思いますし、当社も少しでもその姿勢を見習いたいと思います。