製品情報 一覧
みなとモデル「uni4m」マーク
みなとモデルのマークが使えるようになりました。
やまぐちブランド認定式
ハネ品の有効活用
本日伊藤立平さんから、先日シイの板を納品した現場の写真をいただきました。
この現場では、当社製品である椎の木フローリングのいわゆる「ハネ品」を使っていただきました。
さらに本実加工なし、表面サンダー仕上げなしの、
いわゆる4面プレーナー加工の「ただの板」です。
それがどのように施工されているのか写真を送っていただくようお願いしたところ、
施工途中の写真をすぐに送ってくださいました。
「ハネ品」とは、節、虫食い、渋による変色、表面割れなど「きれいでない」材です。
一方、強度等含め通常使用する分には問題ありません。
このたびのお施主様は、
「この虫食いや節、変色がいい!」と気に入っていただいたそうです。
確かに写真を見ると、遠めではありますが古材っぽくて荒々しく、
一定のニーズはありそうな気がします。
椎の木はおいしい?のか、虫食いが頻繁に発生し、
それを木が防ぐため?か渋のようなものが濃い黄色になって表れます。
(その木の実のおいしさは、熊が木に登ってどんぐりを食べるレベル。坂本竜馬も好んだとか)
加工の最終段階で判明することが多く、歩留まりの悪さが最大の欠点でした。
しかし今回使っていただいたことで、今後のヒントをいただいた気がします。
これに関しましては研究を進めたいと思います。
竜馬が好んだ実がなる、表面が堅いフローリング
山口県立図書館のリファレンスサービスを利用させていただいて、
椎の木の強度等を調べていただきました。
「建築材料ハンドブック」という本にでていました。
板目面の堅さを見ると、椎は他の樹種に比べ圧倒的に堅いことが判明しました。
杉の3倍
桧の2.2倍
松の2倍
楢の1.6倍
一般的に手に入る木材で、椎より堅い木は「樫」だけでした。
さすが樫は木に堅と書くだけありますね。
ここのところ木材を圧縮させて作られたフローリングが公共工事等で見られますが、
強度を見ると椎とあまり変わりません。
また、シイの実は坂本竜馬がしょっちゅう食べていたという逸話もありました。
「竜馬が好んだ実がなる堅いフローリング」
なんだか楽しみになってきました。
道の駅北浦街道豊北に納品しました
道の駅北浦街道ほうほくに、追加注文いただいたテーブルと丸太の椅子の納品に行きました。
今日は平日にもかかわらず、けっこうなお客でにぎわっていました。
もう野菜はあまり残っていません。
下の写真は地元杉材丸太の椅子。
まだ若々しいシラタと赤みですが、これからきれいなあめ色に焼けてきます。
下の写真は森林組合さまから出された杉のテーブル。
(※人物はこの度かなり骨を折りつつ納期に間に合わせた当社専務)
森林組合さまのキャラクター。我々も使ってPRしなきゃ。
なお、これは商品陳列前の様子です。
このテーブルは桧。森林組合さまが盤状に挽いたものをずっと天然乾燥されていたそうです。
(※人物写真は今回やはり骨を折られたI棟梁親子。)
当社の加工業務が通常の受注をこなすので精一杯の中、
ぎりぎりの納期で大工さんたちの力を借りてなんとか間に合わせることができました。
これは山口県西部森林組合さまと協力し、
この道の駅は下関市ですので西部森林組合さまはもちろん、
下関市の製材業者材料を供給していただき、
当社で加工施工にいたりました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
また本当にありがとうございました。
なにせ公共施設には多くの方の目に留まるため絶好のPRの場所になります。
山口県西部森林組合さまとは、今後とも協力体制を築き、
他の同業の有志の方たちと共に積極的に公共工事に取り組みたいですね。
地松カウンター(蟻桟加工)
久しぶりに製品紹介です。
地松の一枚物のカウンターのご注文をいただきました。
地松は非常に割れやすく反りやすいという難しい材ですが、
なんとか1枚物をとることができました。
乾燥はよくしているものの、一枚ものを加工するとどうしても反りが発生します。
それを防ぐために蟻桟(ありざん)加工というのを行います。
厚さを落としたためごくわずかですが隙間がありますが、
これ以上の目立つ反りは防いでくれます。
このカウンターには4箇所つけました。
このカウンター、料理屋さんで使っていただけるようです。
施工後の店舗の様子を見てみたいですね。
苦戦
現在、近隣で伐採された広葉樹の製品化に向け製材~乾燥を進めていますが、
なかなか思ったように行きません。苦戦しています。
想定外な点は、
・堅木のためか、鋸の負担が大きい
(製材に時間がかかる、帯鋸の消耗が激しいなど)
・乾燥に思ったより時間がかかる
(50度からスタートの低温乾燥のため、一度乾燥庫から出ても不完全だったりする)
・歩留まりが悪い
(渋?のようなもの、ピンホールがあるなど)
・良材はやはり市場買いでは高い
などなどです。
とはいえ成功すれば当社のオリジナリティーを全面的に出せそうですので、
改善しながらこの苦難を乗り切りたいと思います。
長物で幅広の造作材
長さ6m弱で巾が広い造作材が完成しました。
めったに出るものでないので、記念に写真に収めました。
よろしければご覧ください。
左端が地松(赤松)の敷居、右端2本が桧の鴨居です。
地松敷居は約230mm幅(厚さ50mm)
桧鴨居は約180mm幅(厚さ30mm)
それぞれ長さ5.4mです。
このような材を真っ当に取ろうとしたら大変ですので、少し細工してあります。
正直私がみてもよくわかりませんでした。
これを作るのにかなり時間がかかったそうです。
M君K君、おみごと。本当にお疲れ様でした。
(休む間もなく次の仕事が多々ありますが;;)
放射孔材にあう着色塗料を探しています
すみません、河崎先生のメールの内容はまた後日ちゃんと纏めます。
私とのやりとりがあるため本文をそのまま載せるわけに行かず、
今まとめるのに時間がもう少しかかりそうです。
ところで表題の件です。
当社では地元産の広葉樹を製材して製品に活用することを本格的に始めました。
お取引先から着色のサンプルを求められているのですが、
色(リボス・カルテッド)を塗ってもどうもうまくいきません。
オスモもワトコもいまいちムラになってきれいでない。
塗料の教科書には、今塗ろうとしている放射孔材・散孔材は、そもそも着色に向かないとか。
どうしてもなら、顔料系でなく染料系、もしくは塗膜系の塗料ということでした。
ただし染料系は光が当ると色が変わるそうですし、
塗膜系は建材みたいになってしまいそうです。
ただいまメーカーに問い合わせ中です。
うまくいきそうであれば報告しますが、、
どなたか良い塗料(塗装方法)を知っていれば教えてください。。
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