すぐお隣の先進地
本日は長門・下関農林事務所主催の先進地見学ツアーに参加しました。
場所はお隣「萩市」。
地域材消費を推進されている点では県内最先端といっていいでしょう。
萩市は公共工事で、「地域材を必ず使用すること」と指針として謳われているそうです。
先日のブログで書いたとおり長門市(と下関市)では
公共工事に地域材を使用することがあまり盛んではありません。
萩市では、もちろん市長のリーダーシップというのがありますが、
市の職員さん、製材業者さんたちの努力の元に地元建設会社さんを納得させた経緯があります。
隣の市でもありますし、一部工事では関与させていただいた物件もあるため
大体の流れは知っていたつもりでしたが、知らなかったこともあったため大変参考になりました。
一番大きいのは、初期は何かと苦労されていらっしゃいましたが、
製材業者さんの組合がそれを主体的に改善されてきたことです。
窓口、品質、納期等、納品側と発注者・設計者がよくコミュニケーションが取れていると思います。
私自身反省するとともに、見習った上で頃合を見て行動に移そうと思っています。
写真は萩市立図書館。
床は磨耗が激しいためナラを使用されていましたが、天井は全面桧の羽目板。
RC造ですが、柱や桁にも桧の集成材をはってあります。
うーん、迫力ありますね。おみごと。