伝説の灘高国語教師の「学問のすすめ」を読んで
表題は、広島出張のときに売店でタイトルが気になって暇つぶしと思って買った本です。
(購入したのは写真の本でなく文庫版ですが)
私は国語が大の苦手でした。否、苦手意識をかなり持っていました。
数学はじめ他の科目と違って、国語の授業を受けても何が正解なのかよくわからないということが多く、絶対に満点が取れないどころか高得点が取れない。
さらに高校時代は私の素行不良により国語の先生に目を付けられ点数はひどいものでした。
(一応、センター試験レベルの問題なら、ちゃんと他の科目と同等の点は取れてましたが)
灘高の国語教師がどのような教え方をしているのか興味がありましたし、そもそも、ど田舎高校出身の私は都会の一流進学校のシステムをよく知らないので、灘高という国内トップ高校のシステムに興味があったというのもあります。
さて読んでいくうちに、本当に良い意味で期待を裏切られました。
とても簡単にわかりやすい文章で、心に響きました。
特に、昔に読んでおけばよかったという一文
「文章を書くことは自分の感じたことを表現することですから、上手い下手は関係ありません。書いてくれれば、それだけで満点なのです。」
これはグッときました。
この1文をみて、何でもよいから再度ブログを書いてみようと思ったのもあります。
ここのところ工場内が非常に多忙な日々がずっと続き、一部社員とは喧嘩別れの形になったりした中で、ひたすら納期になんとか間に合わせようとしてくれる社員のみんな。無理をさせているようで、ずっと心が痛んでいました。
さらにはいろいろな本を読んで正しいことを書かなくてはいけない、一定レベルのことを書かなくてはいけない、でも時間がない…
気が付いたら、情報発信源としてとても大事なツールであるブログから完全に遠のいてしまいました。
そのような中だったので、この本に救われた感じがしています。
今まで、多忙の中いろいろなトラブルがあり、非難も受け、自分の言葉・表現に自信を無くしていたのかもしれません。
一方でしっかり残ってくれる社員のみんながいて、弊社を評価・もしくは叱咤激励してくれる方々がいる。
大変ありがたいことです。
今までは決して間違っていたわけでなく、「自分は自分らしく、自分の言葉で表現しよう」と考え直すことが出来ました。
本心から来た自分の言葉であれば、きっとわかってくれる人たちがいると信じて。
まだ本は途中なのですが、備忘のためブログに残しておきます。
ああ、この授業を若い時に受けたかった…
(でも灘高に入れるぐらいの学力がないと受けれないので、当時の私にそんな実力があるわけがなく。残念)
2015年3月9日 | カテゴリー:ブログ新着, 私事・どうでもいい事 |