林業は産業です。環境保全のためではありません。
ブログをごらんいただきありがとうございます。
まだ2回目ですが、今後少しずつ感じていることを書いていきたいと思っています。
林業(製材業)という業種はなぜ存在するのか?
- 環境保全のため
- 中山間地域活性化(過疎化防止)のため
- 地域資源を活用するため
- 健康のため
- バイオマスエネルギーを使用するため
最近のマスコミ等の傾向では、上記の内容が挙げられると思います。
特に都市部の方はそのように思われているのではないでしょうか。
そもそも林業は産業です。ボランティア活動ではありません。
単に消費があるから生産される、経済活動です。
山から切って出された木は、主に建築材、紙パルプ、化学物質、燃料等になります。
経済活動ですから市場原理にのっとり競争することになります。
木を建築材と見れば鉄やコンクリート等と比べられ、
国内市場においては外国産材と比較されます。
さまざまな外的要因もありますが、日本の林業は市場で負けてきたと思っています。
アメリカ・カナダ・フィンランド・ドイツ等、林業(製材業)で勝っている国もある。
せっかくこの世界に身を投じたわけですから、負けたくありません。
2011年6月8日 | カテゴリー:業界のこと |