他県が狙う山口県
この日は「とある」方々といろいろな意見交換をさせていただきました。
(諸事情によりどのような方々かは伏せます)
その中にはかなり衝撃的な話が数々ありましたが、
一番は「他県が山口県の山を狙っている」というものでした。
実は山口県はそこそこ森林資源が豊富です。
(47都道府県中、森林蓄積量は10番目ぐらい)
そのわりに消費量は全国でも下位のほうに位置づけられています。
一方で、九州などの林業先進地では、
今のペースで伐採を続けるとやがて資源が減ってくることが予想されています。
植林しても使用できるのは数十年後。
自分の県で材が不足すれば近くの豊富な素材を狙うことは十分ありえます。
その動きがありそうだ、という話でした。
当社はこれから林業に参入する予定ですが、この話はとても脅威です。
のんびり構えるわけにはいかず、計画をしっかりと練らなくてはなりません。
そういえば住宅業界も同じことが言える、と聞いたことがあります。
九州中南部の木造在来工法・地場工務店がどんどん北上しているそうで、
福岡まできて販売数を増やしているそうです。
山口県まで来るのも間近、ということで県内ビルダーさんたちが脅威を感じていらっしゃり、
協力できるところは協力しようということでした。
これはビルダーに材料を供給する製材業も当然脅威になります。
林業・製材業ともに県内で良い競争をすることはいいのですが、他県の脅威が迫っています。
時間はあまりないと個人的には思っています。