ペレット製造機の見学
この日は広島に、ペレット製造機メーカーの見学にいきました。
かねてからペレット製造には興味があったところ、メーカーの営業の方からのお誘いがあり、広島の工場まで行くことになりました。
実際に弊社の工場で出た材料を使って試作品を作っていただけるとのことで、仮に導入した場合にできる品を見れるというのはありがたいことです。
なぜペレットに興味があるかと言うと、弊社では製材品の副産物として端材・カンナ屑が適度に出ます。
その利用方法として、現在は畜産の方に敷料としておがくずにして使っていただいていますが、ペレットだとより高付加価値な製品となります。
特にカンナ屑はしっかり乾燥しているし細かい状態なので、熱源としては最高です。端材は近隣の方に薪として取りに来ていただいてますが、これもおがくず状にすればペレットの即戦力です。
さらに背板や大量のバークなど、仕入れ値が無料の材が大量にありますから、通常の丸太を仕入れて作るペレットよりもはるかに原価が抑えられた高付加価値製品ができそうだと考えていました。
実際に作るところを見させていただいたのですが、とても簡単にできるので安心しました。
導入できれば、収益面ももちろんですが環境に貢献できる製品を作ることができ、弊社のPRにもつながりそうです。
またこういった環境保全に繋がることに取り組んでいかないと、木材業者としては取り残されてしまうでしょう。
なおメーカーの方が言われていたのですが、ペレットを作るうえで一番の問題は「販売先」だそうです。
今のところ「ペレットが足りない!」と言われていた会社さんがいらっしゃるので一旦そこに出すことを考えていますが、やはり複数の販売先を考えていかないといけません。
もちろん自社での活用(乾燥庫などの熱源)や近隣農家(ハウス栽培)との連携も考えられます。
楽しみになってきました。