情報格差を考える
この度、「小規模事業者活性化補助金」に当社事業が採択されましたが、
本当は「ものづくり支援事業」に応募して、落ちたために代わりに採択されたものです。
(ものづくり補助金の補助額は、小規模事業者~の5倍!)
私はせっかくのチャンスを得たにもかかわらず逃してしまった。
ただ、私がこの事業を知ったのは1次が終わっていたのはもちろん、
すでに2次応募が始まっていた最中で、知人の方から頂いた情報でした。
言いわけではあるのですが、1次募集で落ちた方が2次募集で多く採択されたそうですから、
「もっと早く知っていれば…」と悔やんでいます。
(むろん私の事務処理能力の無さから落選したのが1番の原因ではありますが)
知らないうちに自分が情報弱者になっていた。
さらに恐ろしいのは、自分が情報弱者になっていたことに気づいていなかったことです。
ものづくり補助金の採択者名簿を見る限り、
長門市で採択された法人は0、萩市で1件のようです。
ほぼすべてが山陽側に取られています。
今回採択された小規模事業者も、島根鳥取を入れた山陰地区はものすごく少ない。
Web社会になりずいぶん「まし」にはなっているものの、
都会と田舎の情報格差は恐ろしいと実感しました。
もともとずっと地元に留まっている人が多く、井の中の蛙になりがちな地域。
ゆでガエルになったときは時すでに遅し…とならないよう、
地域性に染まらず、情報収集能力を高めなくてはなりません。
そのために、手っ取り早いのは多くの人と会い、会話して情報を集めることです。
今まで内部のことにかなり時間を取られてきましたが、
この度優秀な社員が入社してくれたおかげで内部体制・インフラ作りが整いつつあります。
今日の日経新聞の記事にも「ものづくり補助金拡大」の記事が出ていましたので、
来年の新事業立ち上げに向け、しっかりと情報収集し準備を進めたいと思います。