日本が二流国になれば林業が再生する?
これまたブログ休止中のときの話です。
林業機械展に行った際に、「東京財団」の方の公演を聴きました。
平野研究員の公演で、下記の本の内容を中心に日本の林業について話されました。
林野庁の課長等を経て、森林総研の理事をされている、まさに重鎮です。
外資が日本の森を狙っている件は賛否両論あり、
今のところ私にはどちらか判断がつかないのですが、
平野研究員のお話は知らないことが多く、非常に勉強になりました。
ただし、現実もスパッと言われるのがちょっと・・・
気になったのは、
・現状では国内林業はどうにもならない。
(だから新規で取り組むのは外資(中国が多い)だけ。裏がある。)
・10~15年後には日本は二流国家になる
・その結果、1ドル250円程度になるので林業は産業として成り立つであろう。
いや私、新規で設備投資(製材業・木材加工業)して、
これから本格的に林業を取り組もうとしている36歳ですが・・・。
林野庁、森林総研にいらっしゃった方に業種を否定されるとどうすればいいのやら・・・
ということで、公開質問の場で
「こんな私はどうすればいいでしょうか?」と質問したらさすがに会場から笑いが漏れ、
平野研究員からも「まぁそんなこと言わずぜひ頑張ってください」
とエールはいただきましたが。。
その後のレセプションでも平野研究員からはいろいろアドバイスをいただきました。
このような方と話をする機会はそうそうないので、いろいろ収穫になりました。
でも二流国家で林業再生・・・
日本は林業が盛んな北欧や東ヨーロッパみたいな感じの国になるのでしょうか。
円が二流通貨になり、材価が上がるのは大変ありがたいのですが、
外的要因に頼らざるを得ない、それも二流国になるのが前提となると複雑な心境です。
これが一流の研究員の方の発言だけになおさら・・・。