坂の上の雲(3)
最近書きたいことが多く、文章が冗長になってました。
自分で読み直しても読みにくいです。
簡潔にしないといけませんね。。
昨日書きました藤本先生とのやりとりについて、
以下藤本先生からの返事の要点を箇条書きにしてみます。
まず具体的な輪掛け乾燥についてのQ&A
Q1.皮付のため、乾燥とよべる含水率まで落ちないのでは?
A1.そうだと思います。
Q2.製材後天然乾燥しても、生材を天然乾燥したものと同レベルの「割れ」は発生するのでは?
A2.そうだと思います。
Q3.シラタはカビ・腐り・虫食・割れ等で使えないのでは?
A3.それはありません。通常の天然乾燥材と考えていいと思います。伐採は9月から1,2月までです。高地で輪掛け地も標高800m以
上かと思います。南向きの風通しのよい場所で、基礎も高く立ち上げています。製材乾燥施設標高は500m以上です。単木管理でト
レーサビリティがなされ、割れる前に製材されます。
Q4.山で輪掛け乾燥をするための土場の整備等を考えたとき、コスト+CO2排出量が上がるのでは?
A4.当然初期のコスト等はかかりますが、今はこれ以上の土場の整備は特にやっていないと思います。この1か所の山土場(護持の森)で輪掛け乾燥し、3割から5割程度重量が軽くなるでしょうか。それを製材所まで運び製材しています。
その他、藤本先生の考え方
・乾燥法はあくまでケースバイケースで、単純に「〇〇乾燥が一番よい」とはいえない
・「輪掛け乾燥」を強いて人にすすめたことはない。
(確かにYoutubeのタイトルは、「輪掛け(天然)乾燥」となっています。)
・天然乾燥はあらわし材に使うには色,香りの面で良いといえる。要はケースバイケース。
・「輪掛けをしたほうがいい?」という問い合わせには、今までのケースでは「やめておいたほうが良い」と答えている。
・トライ・ウッドさんの社員は大半が地元の人で、写真を取ったりブログを書いたり盛り上げようとしている。転職してよそから入られた人も地元に溶け込んでいる。人口1000人の僻地に関わらず、非常によくやっていると思う。
・(私の質問等の文章を見ていただいた上で)トライ・ウッドさんと近藤さんの最終目標は同じに思う。
最後は、「是非頑張ってください」との励ましの言葉をいただきました。
木村社長とお会いしたこと、藤本先生のメール、森林組合の方との会話、お得意先との会話を踏まえ、
もっと高い位置から客観的に広い視野を持つことがとても大事だと反省しています。
山・林業のこと、製材業(木製品・チップ・燃料製造)のこと、住宅のこと、
さらには業界上位会社の製造手法やマーケティング手法等、もっと学ばなくてはなりません。
反省する反面、すごく良い経験+勉強をさせていただいていると思います。
「社会は努力する人を放っておかない」(丹羽宇一朗)
いつか頼られる側になるために、
ご教授いただいた方々のために、
今の立場に腐ることなく真面目に取り組むことを誓う。
2011年8月2日 | カテゴリー:業界のこと |