お客様から見た自分のポジションを知る
ここのところ、気になることがあります。
社員に当社の理念、基本的な考え方が伝わっていると思っていたのですが、
ひょっとしたら伝わってないのではないかと。。
当社というより、社会人として基本中の基本ですが、
お客様が必要としてくれるから、当社が存在しているのです。
(そもそも仕事で人から認められる、必要とされるというのは、大変ありがたいことです。)
一方、お客様が必要としなくなった時点で、その会社は社会にとって必要のない組織になります。
当然そのような会社になってはいけませんから、
その考え方が違う方とは同じ組織にいることはできません。
もうすでに辞めた社員ですが、昔こんなことを言っていたことを思い出しました。
「私の友達が某プレハブメーカーで3800万の家たてたんよ。すごいでしょ」
さらに、
「その友達の家がレッドパインのフローリングで、傷だらけになったらしいんよ。どうやって補修すればいいん?」
と、大勢の社員がいる中で、当社の木材加工担当社員に聞いていました。
あまりにあっけにとられてしまい、開いた口が塞がらなかったのを覚えています。
木材担当でないとはいえ、何年も勤めていてこの発言。。
これだけインターネットが普及している時代なのに、
・当社の理念とかけ離れたプレハブメーカーで高額の家を建てたことをすごいと思っている
・しかも、それを他の社員に自慢している…
・無垢材を扱っている会社の社員が、無垢材の扱いを知らない
・そもそも無垢材の特徴すらわかってない
勉強不足も甚だしい。
社員教育が全くなってなかったことに、私自身深く反省しました。
しかしその辞めた社員の一番の問題点は、会社に対しての姿勢でした。
当社のお客様が誰で、誰のおかげで仕事があるのかがまったくわかってない。
つまり、当社のお客様からはその社員は必要とされてなかった。
厳しい言い方をすれば、社会からも必要とされてなかったということです。
もうそのような社員は一人もいないと思っていますが、忙しいとふと基本を忘れてしまいがちです。
内を見て外を見ない。
これは私もたまにあるから、気を付けないといけいませんが。。。
自省もこめて、社員には、常にお客様から見た自分を客観視できるようになってほしい。
我々を必要としてくださるお客様のことを大事にしてほしい。
つまりは、社会から必要とされる組織でありたいと思います。
2013年4月9日 | カテゴリー:ブログ新着, 私事・どうでもいい事 |