県内トップの木材利用先進地「下松市」
この日はあわただしい一日でした。
午前中は、「やまぐちビジネス総合メッセ」で商談と相談。
これは以前、技術+商品のブランド化等に相談に乗っていただいた
「キタミ技研」の北見様のご推薦によるものです。
商談はいまいちこちらと先方のニーズとあわず、流れた形。
その後の相談は少し前に進めそうな感じがしました。
当社のコンサルタントの先生とも今後相談し、前に進めたいと思います。
午後、当初は当社のお得意先の安全協力会議に出席する予定でした。
しかしながらこの日に行われた、山口県主催の
「地域材を公共工事に利用するセミナー?」(※タイトル不明です)で、
内装材を各自治体の公共施設に使っていただくために
質問が飛んだ際に即答できる体制を作って欲しいとの依頼を受け、
急遽そちらに出席することになりました。
午後から宇部の会場へ。
昼ごはんは車中でパンです。
地域材を公共工事に利用するセミナーでは、
結果質問等が飛んでくることは無かったのですが、
セミナーの内容で「県内にすばらしい自治体がある!」と驚いた自治体があります。
それは下松市です。
山口県の方ならほぼ想像がつくと思いますが、
下松市には森林資源は豊富では有りません。
瀬戸内工業地域をになう一角として工業が盛んで、
基本的にはそちらに目が向くはずです。
しかし、公共工事では相当数木材を利用されています。
下松市産材はそうそうは集まらないでしょう。
ですが県産材指定でかなり積極的に使われています。
特に内装木質化は目を見張るものがあります。
内装を木質化することで健康や教育にメリットをもたらすことは、
各研究機関で伝えられています。
一方、キズがつきやすい等で公共施設では多少敬遠される方もいらっしゃいます。
実際はきちんと手入れすればそんなに目立たないのですが・・・
それを実証されたのが下松市「様」です。
教育施設で杉の無垢フローリングを使われているのはおどろきました。
(しかもウレタンでなく自然塗装!!)
公共施設、特に教育機関に地域材を使われることの意義、その意識の高さに脱帽です。
いつの日か工場を下松市につくりたいぐらいです。
さて、良い例は見習いつつ、少しでも良い点を広げられるよう、
当社でできることはいっぱいあるはずです。
一歩ずつ、いや駆け足で進みます。