ハネ品の有効活用
本日伊藤立平さんから、先日シイの板を納品した現場の写真をいただきました。
この現場では、当社製品である椎の木フローリングのいわゆる「ハネ品」を使っていただきました。
さらに本実加工なし、表面サンダー仕上げなしの、
いわゆる4面プレーナー加工の「ただの板」です。
それがどのように施工されているのか写真を送っていただくようお願いしたところ、
施工途中の写真をすぐに送ってくださいました。
「ハネ品」とは、節、虫食い、渋による変色、表面割れなど「きれいでない」材です。
一方、強度等含め通常使用する分には問題ありません。
このたびのお施主様は、
「この虫食いや節、変色がいい!」と気に入っていただいたそうです。
確かに写真を見ると、遠めではありますが古材っぽくて荒々しく、
一定のニーズはありそうな気がします。
椎の木はおいしい?のか、虫食いが頻繁に発生し、
それを木が防ぐため?か渋のようなものが濃い黄色になって表れます。
(その木の実のおいしさは、熊が木に登ってどんぐりを食べるレベル。坂本竜馬も好んだとか)
加工の最終段階で判明することが多く、歩留まりの悪さが最大の欠点でした。
しかし今回使っていただいたことで、今後のヒントをいただいた気がします。
これに関しましては研究を進めたいと思います。