先進地でも、マテリアル>バイオマスでした
この日は、岡山県真庭市に行き、バイオマスタウンのツアーに参加しました。
これは県内の製材業者さん、県森連さんと勉強のために参加したものです。
国内最大手集成材メーカー「銘建工業様」はじめ、
いろいろなものを見させていただきました。
その中で、ずっと前から気になっていることがありました。
紙パルプ用として利用できる木材チップを、燃料用に使っているのか?
ということです。
これは業界でも色々議論されている点で、
補助金が絡んできた関係で一部価格の逆転現象も起きています。
さてバイオマスエネルギー先進地の岡山県真庭市では、
どうしているのか大変関心がありました。
ツアーの中にチップ工場がありました。
ツアーコンダクターさんは
「燃料を作っている。一部製紙用にも使われている」
という解説でした。
思い切ってチップ工場の担当の方に聞いてみましたが、
そこで作られている木材チップの大半は紙パルプ用で、
燃料はごく一部ということでした。
正直安心しました。
紙として利用できるものをわざわざ燃料にするのはやはり違うと思います。
ましてや燃料にするまでに電気や石油を使って搬出、加工、運搬をするというのも変な気がしていました。
燃やすには、生の木は水分も多く非効率なはずです。
さすが先進地。
思想選考でなく、実利で無駄なくやられておりよかったです。