QCD(品質(Quolity)・価格(Cost)・納期(Deliverly))について
お得意先の建材部門の方から以下のようなお声掛けをいただきました。
「県産材のニーズが公共工事等で高まっているが、
県産材の内装材で良質の製品を出せるのはシンラテックさんだけなんですよ」
と言っていただきました。
仮にお世辞としても大変うれしいことです。
一方で、要求もありました。
「品質が良すぎるから、生産量と価格が問題になってくると思う。この点は話をさせて欲しい」
ということでした。
西日本全域を見ている方からの提言は大変ありがたいです。
当社では主に地域ビルダー様向けにオーダーで生産しています。
その中で、ビルダー様と打ち合わせを行い、
まずは品質を向上させることを第一としました。
住宅で直接肌に触れるわけですから、当然といえば当然です。
一方、公共工事の場合は新築住宅ほどの繊細な品質は求められません。
学校等で上靴やスリッパが履かれますし、
そもそも磨耗が激しいため良質でも並の質でもすぐにわからなくなるでしょう。
その場合、品質よりも納期・価格面での優位性を求められます。
当社でも企業努力は継続中で、
できれば品質を保ちつつ、短納期・価格が下がる工夫を試行錯誤していますが、
なかなか品質を保つことが難しい。
従来も住宅用と公共工事用ではいくばくか品質面で差が出る工夫はしていましたが、
ニーズに対応できるよう、一定の線引きと基準が必要です。
建材担当者の方としっかり意見を交換し合いたいと思います。