国内大手の社有林の認知度をあげるべき
先日被災地ボランティアに向かったときのことですが、
日本製紙㈱石巻工場前を通ったとき、
「この会社は日本で2番目に社有林を多く持っている会社です」
という話をしたところ株式会社銘建の青木社長から、
「1位は住友林業?」と聞かれ、
「いや王子製紙です」と答えました。
青木社長は林業・製材業にもかなり精通されいろいろな工場や産地を見られてますが、
林業関係では国内No.1は住友林業というイメージを持たれています。
おそらく建築業界の方で住友林業さんと競合するぐらいの方は、
全員そのように思われているのではないでしょうか。
要は、製紙会社が林業・製材業における影響力の認知度が少ないのかな、と思っています。
その証拠に、Googleで「社有林」と入力したら、最初に「社有林 住友林業」などが出てきました。
気になって調べてみたのですが、
1位:王子製紙 19万ha
2位:日本製紙 9万ha
3位:三井物産 4.4万ha
4位:住友林業 4.2万ha
この順位ぐらいは知っていました。
王子製紙、日本製紙の社有林は全部SGEC認証林で、近年は製紙用の雑木より杉桧が中心のようです。
三井物産、住友林業は他の認証制度も使われてるようです。
この山林(しかもブランド品)を生かさない手はありません。
ここ山口県では、日本製紙さん所有のSGEC認証林が1,457haあります。
(三井物産さんも所有されています。所有面積不明)
もっと認知度をあげるべく、また利用量を増やすよう努力していきたいと思います。
ちなみに岩国のお殿様、吉川林産興業さんは山林を2,340ha持たれています。
管理大変でしょうね・・・。