facebookでの投稿「違法伐採の木で作られた紙」その3
>近藤 友宏
Sさん、大変わかりやすいご説明ありがとうございました。林野、環境省の管轄でないのですね。。紙パルプは内需型産業とはいえ諸外国などの外的影響をかなり受けやすく難しいです。広葉樹チップの製造ラインを強化しても為替や紙(特に上質洋紙)の消費量に思い切り左右されますから、設備投資の判断も難しいですし、そもそもご指摘のとおり
>日本の森林で環境に配慮された広葉樹の搬出が持続的に可能なのか
と聞かれたとき、「可能です」とは胸を張って言えませんし、「人のことより自分のところの森林を何とかしろ」といわれると言い返せないかも。。
しかし環境省のポスター、いったい誰に何を言いたかったのでしょうか。
考えれば考えるほどわかりません。
>近藤 友宏
Aさん情報ありがとうございます。きっと働きかけが及び腰になる理由が、私が知らないだけでいろいろとあるのだと思います。また機会があれば教えてください。大手製紙会社の輸入チップは、自社海外社有林から生産されたものが多いのでしょうね。。。
ただ、当社のお取引先の製紙会社は国産材の使用率を上げていただいてますので、関係者の一員として何かできることをしたいと思っています。6月1日 0:59 ・ いいね!いいね!を取り消す ・
>Sさん
Aさん ありがとうございます。
本当に、自国を守る政策が省庁を横断してお願いしたいですよね。
もっと、関税をかけろ! と 言いたいところですが これまた 建築業界の反対にあうかもしれませんね(笑) いや、それより 自動車や製造業の反対がきついかも・・・ですね。日本の場合は、なら、自動車の輸入関税あげちゃうよって脅されて、屈してしまうというパターンかも。
近藤さん
基本的に、環境省は 伐採はよくないと 伝統的にずっと言ってきた所です。ポスターも古紙100%でしょ(笑) CO2吸収源の事もあって、やっと 間伐材入り紙はOKになったのです。すごい、進歩です。ポスターは、何もおかしくないです。これからは、環境省がお友達です! (笑) 針葉樹をたっぷり混合した紙でもきれいに印刷できる機械やインクの開発を期待しましょう。
インドネシア環境省はAPPとAPRILに対して違法伐採で22,500万ドルの損害賠償を請求を訴える
http://archive.mag2.com/0000147706/20120531200000000.htmlフェアウッド・マガジン-世界のニュース [まぐまぐ!]
archive.mag2.com
環境に優しい木材を推進するため、違法伐採問題、森林管理や林産物の認証、森林経営や林業、そして環境問題に関する情報を、研究者、業界、NGO、消費者、政府などさまざまな分野から集めて、皆様にお届けします。
>Aさん
近藤さん はじめまして。
このポスターですが、たぶんフェアウッドキャンペーンが主導したものだと思います。というのは、現在の日本で違法伐採対策として制度化されたものは、グリーン購入法による政府調達への制限(違法伐採木材・木材製品の使用禁止)だけで、民間調達には特に規制はないのです。しかも、違法性の根拠は、「産地国の法律に違反していること」だけで、逆に言うと、産地国の法律に違反していなければ合法木材として扱われてしまうのです。そのことの不備をフェアウッドキャンペーンの構成団体であるFOEジャパンなどは強く指摘しています。
そうした状況下で、制度を講じる側の政府の一員である環境省が、民間業者に自粛を呼び掛けたり、違法伐採材が国内に流入していることを認めるような発言をしたりというのは、ちょっとしっくりきません。なぜなら、「そういう意識があるなら、なんで法律で規制しないのか」との誹りは免れないからです。
なんかややこしくなってしまいましたが、結局、このポスターは、フェアウッドの事務局が、「日本政府の規制は不十分」だという意識を持ちながら、「だから、自主規制するしか今は方法がない。みんな意識を持って!」と呼びかけるためにつくったんだと思います。環境省はいわば「後援」として名前賀しをしているような感じでしょうか。あるいは、本当は環境省としてもきっちり規制をしたいんだけど、それがままならないから、ここに名前を出すことで、政府としての対策が不十分であることを暗に訴えようとしているとか。
続きます。
合法木材・違法木材の定義から省庁のジレンマまで。
深いです。